
川の上流〜中流の石をめくると・・・
こんな生き物が、張り付いていることがあります。
サイズは、約 1cm。
子供の頃は、海にいるヒザラガイの仲間だと思っていました。
だって、そっくりでしょう・・・
昆虫の幼虫だと知ったのは、後の事です・・・
背中側だけ見たら、とても虫とは思えませんね。
石からはがして腹側を見れば、あぁ〜虫なんだ・・・
と納得できますが。。。
ヒラタドロムシという甲虫の幼虫です。
清流釣りで、餌の川虫を探していると、よく見つかります。
多摩川・秋川、高麗川あたりには、沢山いた記憶があります。
しかし、千葉県内の川では、滅多に見られない珍しい虫でもあります。
1匹採集して、プラケースで飼育してみました。
壁面にピッタリと張り付いて、全く動くこともなく、退屈してしまいます。
数週間後・・・
同居しているヤゴに食べられてしまいました。
ピッタリ張り付いている幼虫を、ヤゴはどうやって捕食したのでしょうか ?
謎ですね〜


月刊文化財という雑誌です。
生き物と何も関係ないように思えますが・・・
天然記念物=文化財
ということで、指定された生き物について詳しく掲載されています。
74年 4月号には、ミヤコタナゴとイタセンパラについての記事があります。
この文化財という雑誌を知ったのが、ずっと後のことなので、すでに書店での入手は不可能でした。
そこで、神田の古書店街を一軒づつ回り、ついに見つけたのでした。

内容は・・・
曽我兄弟の伝説から始まり・・
一里塚、江戸時代の工藝、金沢・・・
歴史や芸術が好きな人にとっては、かなり興味深く面白い内容です。
ミヤコタナゴとイタセンパラについても、中村守純先生が書いているだけあり、あまり興味のない人にも分かりやす内容になっています。
昔の採集地として、東京都善福寺池と善福寺川、埼玉県新堀川、神奈川県鶴見川、群馬県城沼とあります。
74年の時点で、上記の生息地ではすでに見られなくなっていました。
減少の理由は、環境の悪化によるもので、
ミヤコタナゴはマツカサガイを産床としているが、
そのマツカサガイが、水質の悪化にきわめて弱いため、
初めにマツカサガイが死滅し、産床を失ったミヤコタナゴもやがて死滅する。
保護するためには、生息地の自然環境を保全することが最も望ましい。
35年も前に、これだけのことが判り天然記念物にも指定されたのにも関わらず・・・
その後も、各地の生息地は開発され失われていきました。
過去記事にも詳しく書いています。
保護することが、いかに難しいかを考えさせられます。


昨日の続きです。
クロズマメゲンゴロウの1齢幼虫は、数時間後黒っぽくなりました。
頭部の黒い模様が、つながった眉毛のように見えて、ゲンちゃんのようでカワイイですね〜
写真の個体は、まだ全く餌を食べていません。
なので、体内は透明です。
庭のビオトープから泥を掬い、赤虫を探しました。
クロズマメゲンゴロウの1齢幼虫は、わずか 3,5mmしかありません。
この小ささですから、極小の赤虫でないと食べられそうにもありません。
小さな赤虫と大きな赤虫も入れておきました。
小さな赤虫に対しては、いきなり大顎で噛みつき、体液を吸っていました。
大きな(1cm)の赤虫が近づいてくると、危険を感じて逃げてしまいますが・・・
一匹の空腹な幼虫は、大きな赤虫を恐れることなく噛みつきました。
3倍の大きさがある相手ですから、必死に暴れまわりますが、やがて動けなくなってしまいました。
さすが肉食のゲンゴロウ。
大きな相手でも、強力な武器(大顎&消化液)で襲うことができます。
他の幼虫も集まってきて、大きな赤虫を集団で食べていました。
満腹になった幼虫は、体内が赤虫の体液で赤くなっていました。







