
ホウネンエビの卵が入った土に
水を入れて 30日後の様子です。
ウキクサは水面を覆い尽くすくらい殖えたため
だいぶ捨てました。
ホウネンエビはかわいいですね。
黒い眼と赤い尾がなんともいえません。

こちらは大きな抱卵したメスです。
一匹のメスが約千個もの卵を産むので・・・
小さな容器で産卵させ卵が採れれば養殖も可能になります。
田んぼでは天敵が多過ぎて子孫を残すのは大変です。
6月の田んぼにおける観察では、
丁度ハイイロゲンゴロウの繁殖期でもあり、
たくさんのハイイロゲンゴロウの幼虫が、
そこかしこでホウネンエビを捕らえ体液を吸っていました。
ヤゴもたくさんいるため一方的にホウネンエビは食べられてしまいます。


先日、房総の山奥でヌカエビを少し採集してきましたので
在庫がなくなりましたら 14匹 7,000円以上で注文を受け付けます。
過去記事に何回も書いていますが・・・
シナヌマエビが各地で大繁殖し、
ヌカエビの生息地へ侵入すると
数年でヌカエビは絶滅しシナヌマエビのみとなります。
ヌカエビは水が綺麗でないと生息できませんが、
シナヌマエビは小さなバケツの中でも繁殖します。
利根川近くの田んぼの中はシナヌマエビだらけです。
ヌカエビの飼育はまめな水換えが必要です。
水が古くなると透明だった身体が白濁しやがて死にます。
一旦白濁すると治療できません。


先日、以前販売していたホウネンエビの卵入り土について
問い合わせがありました。
調べたところ 10年前に産卵したものなので、
ブラインシュリンプと同じだとすると孵化率が低下
しているものと思われたので販売しませんでした。
では実際どのくらいホウネンエビが孵化するのか実験してみました。
↑百均で買ったプラ容器に土を少し入れ・・・

水道水を注いで外の雨の当たらない場所に置きました。
水道水を入れるのは何らかの生物がいると
ホウネンエビが上手く育たないためです。

水を入れて 9日後・・・
ホウネンエビが生まれていました。
サイズはすでに 5mmくらいに成長していました。
黒い瞳(複眼)がかわいいですね。
ウキクサも発生していました。
雨続きで暗くてほとんど見ていなかったで
気付くのが遅れました。
この小さな容器に 10匹以上のホウネンエビが確認できました。
卵は 10年以上乾いたまま生きることが判明しました。
ホウネンエビを大きくなるまで飼育するには
↑の容器では小さすぎるためばんじゅうを使用してください。
ホウネンエビの卵入り土は 100g 1,000円で販売します。
残りは少ししかありません。
